ローマの平日@裏話-etruschi

エトルリア文化遺跡の展覧会に行ってきました。


エトルリアのことをずっとエルトリアって勘違いして覚えていました。

記事アップする前に、ちゃんと調べろよ、ってところですが。

本を読む時などに「エトルリア」って出てきていたはずなのですが、自分の中でエルトリアと覚えていたのでエルトリアって読んでいたのです。他にも探せば勘違いあるかも。



エトルリア文化の中でもラツィオ州(ローマを含む近域)の物。
ローマからはヴィラ・ジュリア・エトルスコ博物館から多くの出品が、その他のVeio, Cerveteri, Vulci, Tarquiniaなどの町から、それから一部、ロンドンのブリティッシュ博物館からも出品が見られました。


この展示会が、個々の美術館で見るのと違った印象を受けたのは、すごく計算して配置され、スポットライトを当てられて美しく展示してあるので、おお!という感じなのでした。

美術館では、こじんまり、ひそやかに、そっといるような物たちも....


像や壺の絵の生き生きした様子から、2000年、あるいはそれ以上昔に、それらを作った人たちの暮らしを想像したり、今までそれを保存して、修復して、ここまで持ってきて、スポットライトを浴びていることに感動しました。


また、エトルリア文化ってローマ文化にはない「可愛いらしさ」があるのも魅力的です。


極め付きは「お墓」。といっても、小さい小屋みたいな、壁に全面壁画が描かれているものとか。
壁ごと持ってきたんだー、どうやって取り外して運んだんだろう?とそこにもまた関係者の情熱が感じられて、同時にこんなに立派なお墓を2000年もの昔に建てて、壁画を描いたエトルリア人のことを想像して、ぼーっとなりました。



別件ですが、同会場でBill Violaという映像アーティストの映像展もやっていました。
ヴェネツィア・ビエンナーレを始め、世界各地で(東京でも)個展をしたり、と有名な人らしいのですが、映像を見ていると、ちょっと退屈で私は早回ししたくなりました。
特にストーリーがあるわけでもない映像がスローモーションでゆっくりゆっくり.....だったから。


映画やテレビに慣れて、アートとしての映像を見る機会がないと、そういうふうに感じてしまうのかもしれませんが。


メッセージ性もあったし、ところどころ、「スローモーションだから美しく感じられる」と思うシーンもあったけど、それにしても1作品(10-30分)通して全部見るには飽きる.....というわけで全部は見ませんでした。


絵や美しい風景なら止まっていても見あきないのに、映像だと動いていてもゆっくりすぎたり、ストーリーがないことに退屈してしまうのはどうしてだろう?と考えてしまいました。


この展覧会は1月6日までですが、エトルリア文化はローマでは上記のヴィラ・ジュリア・エトルスコ博物館で見ることができます。



Palazzo delle Esposizioni


スライドショー


Bill Viola